2017年10月07日

三井物産の働き方改革

 2016年の1月初旬のことだ。
 三井物産の安永竜夫社長は年初の本部長会議の冒頭で、「今年は働き方の革新元年」という強いメッセージを語った。

 役員大会議室で開かれる年頭の会議では、事業計画などを中心に話を交わすことが多い。それだけに会議の冒頭から「働き方」や「ダイバーシティ経営」というキーワードが俎上に載せられたとき、これまでも社内の改革を進めてきた各本部長たちは、あらためてそれを大きなテーマとして胸に刻むことになった。
人事総務部長の小野元生さんは、その様子を見ながらわが意を得た気持ちになった、と振り返る。

 「総合商社はプロジェクト、取り扱っている商品によって仕事があまりに異なるため、部署ごとに働き方が違います。よって各本部で『働き方改革』の方法論も多様にならざるを得ません。だからこそ、2016年、社長が『働き方改革』という一つの方向性をしっかりと打ち出したことは、それぞれの部署が改革を進めるうえでの新たな起点となりました」

 小野さんは人事総務部長になるまで、営業畑を歩き続けてきた生粋の商社マンだ。安永社長とは一期違いの入社で、その社長就任と同じ、2016年から現職に就いた。

 この20年間で、部署やプロジェクトチームの雰囲気はがらりと変わった、と彼は言う。「担当職」と呼ばれる総合職での女性の採用が増え、近年では外国籍の社員もめずらしくない。それだけではなく、男性を含めたすべての社員の価値観、ワーク・ライフ・バランスについての考え方、仕事に対する哲学などが以前と比べてずっと多様になった。

 だが、事業部で大きなプロジェクトを担当しているときはまだ、そのような部内の多様性をいかに組織力へと変えていくか、という視点はそれほど持っていなかった。

 「ところが、こうして人事の全体を見る立場になると、総合商社で働く社員たちがいかに多様になったかをやはり意識します。僕が若かった頃の商社マンといえば、仕事の報酬は仕事、野球に例えれば1番から9番までの打者が『24時間働ける』と言ってはばからないような世界でした。だから監督も楽で、『打て、走れ、守れ』とだけ言っていればよかった。

  しかし、いまは性別、国籍、家族環境の違いといったさまざまな背景をきめ細かに考え、ダイバーシティそのものを組織力へ変えていく視点を持たなければ、世界での競争に勝てない時代になったわけです」

 たとえば米国三井物産の法務課に、大橋奈都子さんという女性社員がいる。彼女は小野さんが見てきた、かつての三井物産にはいなかった人材の一人だ。

 2000年入社の大橋さんは、06年に同社のプロジェクト開発第二部で働く宮木裕也さんと結婚した。
一度は夫のメキシコ駐在に合わせて退社し、同国にて1年過ごした。その後帰国して長男を出産、再雇用制度を使って同社に戻った。現在はアメリカに長男を連れて赴任しており、宮木さんは妻子と離れて日本で働いている。

大橋さんはそのような自身のキャリアについて次のように語る。
「私が入社した頃は、女性担当職の採用がまだ1桁台でした。でも、それ以後は採用が年を追うごとに増えてきているので、私たちのような社内結婚もめずらしくはなくなっています。ただ、私は『ロールモデル』という言葉があまり好きではありません。いまは男女の違いだけではなく、一人一人の社員の多様性に目を向け、それぞれが自分の道をどうやって歩んでいくかが大切な時代。私たちの働き方についても、『こういうケースもあるんだな』という程度の、多様性の一つでしかないと思っています」
あるいは、外国籍の社員であるアンドリュー・パーカーさんもまた、ここ10年の三井物産の変化を象徴する人物だ。

 オーストラリア人の彼は自国の大学を卒業後、04年に日系総合商社の現地法人に就職した。日本には学生時代に2年間の留学経験があり、同社で4年間勤めた後に三井物産に転職。現在は子育てをしながら、オレフィン・クロールアルカリ事業部で働く。

 彼も大橋さんと同様に、会社の「ダイバーシティ推進」のメッセージを当然のものとして考えている。「僕が日本に来た約10年前、日本社会全体では、外国人の社員は『面白いからちょっと一人、雇ってみるか』という存在でした。でも、三井物産は多様性について真剣に考えて自分を雇った。

 日本の商社はこれまで、(新卒の男性社員だけという)モノトーンの組織でも成長することができました。グローバル化と競争のあり方が変わったいまは、もうそれではやっていけないでしょう。その意味で組織のダイバーシティを推進することは目的ではなく、良い人材を雇い、気持ちよく働ける環境をつくるための欠かせない手段であるはずです」

 このように社員一人一人の背景や価値観、経歴の多様化のなかでいかに優秀な人材を獲得し、彼らが活躍できる環境をつくり上げていくか。同社ではさまざまな施策や制度を試行錯誤してきたが、今後は一層その環境づくりを加速していかねばならない――それが人事総務部長となった小野さんの問題意識だった。

 そこで彼は15年から1年間、総合商社における働き方の改革とはどのようなものであるべきかを、安永社長と繰り返し話し合ったという。

 「社長とよく話したのは、総合商社の『働き方』を考えるとき、重要なのはワーク・ライフ・バランスだけではないということ。世界中でさまざまなプロジェクトを行う商社では、『やるときはやる、休むときは休む』というメリハリが大切なんです。

 一日の仕事の流れだけを見ても、海外とのビジネスを行う部署では、時差によって働く時間帯が夜になるのも当たり前です。いわばワーク・ライフ・コントラストがはっきりとした働き方。一人一人がワーク・ライフ・マネジメントを徹底して考える必要があると思い、社長からあえて『ダイバーシティ経営』のメッセージを出してもらったのです」

 三井物産の過去20年の採用実績を見ると、小野さんの語る「職場の変化」がどのようなものだったかがよくわかる。同社が女性担当職の採用を開始したのは1992年。以後、「商社不要論」が取りざたされた2000年代初頭の就職氷河期を経て、女性担当職の割合は年を追うごとに増えている。

 2016年には新卒採用の25%に達し、外国籍社員の採用も増加したため、かつては100%だった本社における担当職採用者の「新卒日本国籍男性」の比率は、いまでは50〜60%。この傾向は今後も続いていくだろう。

【 ふしぎな総合商社 】


総合商社。それはじつはバブル期以降の急成長業界であり、「ポストバブルの勝ち組」である。
伊藤忠商事、住友商事、丸紅、三井物産、三菱商事。
バブル崩壊以降、五大商社のすべてが、吸収合併もされず、会社名も変わらず、
とりわけ2001年以降、利益もバブル発生前の約10倍に拡大させてきた。

日本人だったら、ビジネスに詳しくない人でも、上記の五大総合商社の名前くらいは知っているだろう。
多少、ビジネスに詳しい人だったら、「総合商社」が、他国にはない日本独自の業態だということも知っているだろう。

では、いまの総合商社は、実際にどんな仕事をして、どうやって稼いでいるか、
知っている人はどれくらいいるだろうか?

じつは、「知っている」と思っている人でも、その認識が一昔前までの認識であることが多かったりする。

たとえば近年、総合商社が儲かったのは、資源のおかげだと解説する専門家がいるが、これは事実の一部を捉えたものにすぎない。
さらには財閥などの企業グループをもとに権益を維持して稼いでいると解説する人もいるが、これなどはまったく事実とは違う。

かつては「売上命」だったのに、いまでは「売上ゼロ」でもボーナスが上がる営業部も存在する。いったいなぜ?

その「なぜ」に答えることは、ポストバブルの勝ち組になった理由を説明することでもある。
そこには、それぞれの会社で進んだ稼ぎ方の大変化があった。
では、働く人は変わらず、稼ぎ方を変えられたのはなぜか?

誰もが知っているけれど、実態はよく知らない総合商社。

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2017年07月22日

外資系キャリアセミナー(2)

外資系キャリアセミナー4.jpg

― 三菱商事とゴールドマン・サックス、どちらに就職するのが得か?

 学生の皆さんは考えたことがあるでしょうか? 外資系のトップ企業と日本のトップ企業のどちらに就職する方が得か?

 僕は新卒採用のときに三菱商事をはじめ7大商社の就職試験を受けて全部おとされ、中途採用でゴールドマン・サックス証券に入社しました。

 ゴールドマンは米国を代表する投資銀行ですが、三菱商事や伊藤忠商事、丸紅は日本を代表する投資銀行、そしてソフトバンクも日本で最大手の投資銀行です。

 なぜか今でも大手商社は産業分類が “卸売業”、ソフトバンクは“通信業”にくみこまれていますが、実態は投資銀行と言うのが正しいでしょう。

 世界の中で最も利益の出る国の会社や資源、産業に資本を投下して、純利益を得ているのですから。

 就職したら、地球の裏側まで行って、世界の5大商人(華僑、印僑、ユダヤ、ペルシャ商人、フェニキア商人)と丁々発止のディールをして、ニッポンの国益を稼ぎたい、と熱い情熱に押されて総合商社を受けましたが、昔も今も超難関でした。

 正社員の平均年収1,400万円の総合商社は、日本経済のトップエリートです。難関国立大や私立大からウンカのごとく優秀な学生が50倍から70倍の競争で商社に集まり、わずか100人から150人の狭き門を競う姿は、80年代も現在も変わりません。

 結果的に、商社に落とされ外資系金融に進んだ僕ですが、いい加減な就職活動だったと思います。ろくに業界研究もせず、会社のアニュアル・リポート(年次報告書)も読まずに、直感のおもむくままに履歴書を送付しまくっていたのですから。。。

  自分の10年先、20年先、30年先に何の仕事をしたいか? どの国で、何国人の奥さんをもらって、どんな家庭生活を送りたいか? 

 という将来ビジョンをじっくりと考えて、外資系企業を選ぶか、日本企業を選ぶか、という熟慮をすべきだったと思います。そのヒントが、アニュアル・リポート(年次報告書)にあります。

 正社員の平均年収や、平均勤続年数などの従業員の実態が、アニュアルリポートの最後のほうに出てきます。「平均年収x 平均勤続年数=その会社の生涯賃金」
なのですから、ゴールドマンに就職すべきか、三菱商事に就職すべきかは、会社研究をじっくりすれば、おのずと明らかになります。 
 
 ここから先はメルマガ ”熱血日記” を購読してお楽しみ下さい!! http://www.mag2.com/m/0001646353.html

 【外資系金融の終わり − 年収5,000万円トレーダー 】


 【 総合商社の動向とカラクリがよーく分かる本 】


 【 商社 】
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2016年10月08日

商社マンの仕事

「教授、伊藤忠に決まったので単位ください!」 ファミリーマート社長 沢田貴司氏
 − 奇跡の就職ストーリー

 大学4年になり就職活動が始まった。高校時代は先生になろうと思ったが、その考えはいつの間にか雲散霧消していた。

 1980年のことです。NHKで「ザ・商社」という経済ドラマが放送されました。松本清張の原作で、総合商社の安宅産業の経営危機の実話をもとに石油の利権獲得に奔走する商社マン(山崎努)の姿を描いた話題作です。毎回、わくわくしながら見ました。

 しかし、僕はアメリカンフットボール漬けの日々。就職人気ランキング上位に名を連ねる総合商社は無理だろうと諦めながらも会社訪問だけはしました。

 ところが、ある日、伊藤忠商事にいるアメフト部のOBから「伊藤忠に入社する気はないか?」と尋ねられたのです。驚きました。今思えば体育会系の入社枠でもあったのでしょう。OBの力もあって内定を頂きました。
内定はもらったが、卒業が危うい状況だった。

 1年生から3年生までギリギリの単位取得で進級していました。もし4年で1つでも単位を落とすと留年という瀬戸際に立たされていました。

 担当教授に「伊藤忠に決まったので、単位を下さい」とお願いに行くと「君の成績で伊藤忠? それは奇跡だ」と驚かれました。教授の知る限りこれまで物理学科から伊藤忠に入社した学生はいなかったそうです。何とか単位を落とさずに卒業をすることができ、ほっとしましたよ。

 「ザ・商社」のモデルとなった安宅産業は77年に伊藤忠が吸収、その影響もあってか、僕たちが入社する数年間は採用を絞り込んでいました。

 反動で81年入社組は久々の大量入社だったようです。

 就職活動時の伊藤忠の本社は日本橋でしたが、翌年の81年に現在の本社のある青山に移りました。ピカピカの新社屋で社会人人生のスタートです。
エネルギーの仕事をしたかった

 やはり 『ザ・商社』の影響が大きかったですね。

 ただ、実際に配属されたのは有機化学品に関係する部署です。塗料やウレタンの原料、プラスチック、ベンゼン、ナフサなどを扱う所です。住友化学や三菱化成などの大手化学メーカー相手の取引でした。

 チャーター船の計画、貿易実務、決済など商社の仕事の基礎をたたき込まれました。海外とのやり取りはまだテレックスの時代です。艀(はしけ)に乗って東京湾の沖に停泊しているタンカーに飛び乗って原材料の確認もしました。

 残業していると営業担当の上司に呼び出され取引先を接待し、お客さんをお見送りしたあとに再び会社に戻ることも日常茶飯事。横浜の独身寮には終電で帰り、始発で出社してました。「これが商社の仕事なんだなあ」と充実した新人時代を送っていたのを覚えています。

posted by ヒデキ at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 商社マンの仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月22日

商社マンがモテる3つの理由

  就活生に人気の高い「商社」業界について。

  男子就活生のみなさんは、面接で「御社の成長性と社会貢献度に惹かれ…」「社員の皆さんの熱さ・真摯さに憧れ…」など、頑張ってひねり出した志望動機を言っているかもしれませんが、なんだかんだ「安定して、給与がよくて、モテる企業がいいなぁ」と思っているのが本音ではありませんか?そう思っている方こそ、ぜひ商社を受けるべきです。


 「どの企業がモテるか」を定量的に評価する方法として、「合コンでの評価」があります。
週刊SPAの2010年度合コンランキングでは、やはり商社が上位にランクインしていました。

順位
BEST

1位 ニッセイアセット 伊藤忠商事
2位 新日本監査法人 総務省
3位 モルガン・スタンレー 住友商事
4位 NTTコミュニケーションズ リクルート
5位 建築士 丸紅
6位 デロイト・トーマツ 三井物産
7位 日本航空 日本テレビ
8位 メリル・リンチ 三菱商事

 記事内で女性陣が語る「接待慣れしていてサービス精神が旺盛」「気取ってない感じがいい。電話してきては、次の誘いをたたみかけてくるバイタリティがすごい」というコメントからも、商社マンの勢いを感じることができます。


 では、なぜ商社マンはモテるのでしょうか?
その主な理由は、以下の3つにあると考えます。

 圧倒的な高給

 「商社マン=高給」というイメージ通り、商社は日系企業の中でも、常に給料ランキングの上位に顔を出しています。現在、サラリーマンの平均年収が約400万と言われているなかにあって、総合商社の平均年収は約1200万。なんと約3倍もの給料を得ているのです。


 「高給といえば、外資系じゃないの?」という反論もあるでしょう。

  確かに、初任給やその後の昇給を見ると、外資金融・コンサル系企業の名前が目立ちます。
しかし外資系は「Up or Out」といって「結果を出さなければすぐに首が切られてしまう」というリスクがありますし、福利厚生面で優れている企業は日系の方が比較的多い印象。

 日系企業の商社は、人をじっくり育てる文化があるうえ、たとえ本社で結果を出せなくとも、子会社出向という形で職を用意してくれます。かつてのような終身雇用ではないとはいえ、急にリストラされるリスクはほぼ無いと考えていいでしょう。

 外資系企業で活躍し、商社以上の給料を得ている方もいらっしゃいますが、首を切られるリスクを考えると、商社の方が安定して稼げるのが実情です。その余裕を女性も感じ取り、外資系エリートよりも商社マンに惹かれているのかもしれません。

 ”人間関係構築のプロフェッショナル”

 商社は業務上「何も持たないからこそ、人が大事」と、就活時もよく耳にしたものです。
この言葉に表されるように、商社では人脈の広さが非常に重要で、「異業種交流会」の話も多くなります。

 また海外で活躍する商社マンは現地で強固なコネクションを作る力が必要とされます。
 
  与えられた環境からしっかりと強い関係を構築し、その後のビジネスに繋げられるかどうかで出世のスピードも変わってくることから、商社マンが人当たりよく、話もうまいのはある意味必然です。そうでなければ生き残っていけません。

  日々人間関係を構築しつづける商社マンからすれば、女性と楽しく飲むなど朝飯前です。
デスクワークやミーティング中心の外資系エリートよりも、対人コミュニケーションについては1歩上を行っているのかもしれません。

 単純に肩書きが良いことも理由として挙げられます。

 女子大生でもOLでも絶対に名前を知っている会社ですし、「高給」「ノリがいい」「結婚できたら一生安泰」などポジティブなイメージのある企業なので、これも当たり前といえば当たり前でしょう。

 対して、外資系企業は一般まで広く名が知られることは少ないように思います。

皆さんの中にも、就活を始めるまでは「マッキンゼー?モルスタ?なにそれおいしいの?」状態だった方もいるのではないでしょうか。

  外資系コンサルファームに内定した筆者の友人も、「名前を知らない企業だから」という理由で家族に激烈な反対を受けていました。

 商社は長い歴史もありますし、何より日本を支えてきた会社です。
たくさんの人にモテても不思議ではないでしょう。

 終わりに

 高い給料・女性からの人気・グローバルに働ける・若くして関連会社社長になるチャンスもゴロゴロしている…。

  商社は就職先としてとても魅力的です。
外資系の企業を受けて「自分はちょっと外資向きじゃないかも…」と考え出した就活生のみなさん、ぜひ商社も選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょうか。

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2016年04月04日

就活生に贈る (2)

 前回につづき、4月から就職活動を始めた大学生に、熾烈な就活を勝つコツを連載でお知らせします。

 「就活で効率の良い情報収集」

 たとえば、あなたが三井住友銀行に就職したいとき、どこを検索すれば良いでしょうか。
会社のホームページを見ることですね。そこには会社の概要から、経営者の挨拶から業績から、商品、サービスや、採用方法から、社会貢献活動にいたるまで、掲載されています。

 ところが、企業のホームページには、今のことしか分からないという欠点があります。過去にさかのぼって知ることは出来ないわけです。また、1つのサイトで1社のことしか分からないという欠点もあります。

 そんなときに力を発揮するのが、志望企業の記事検索をインターネットですることです。その企業の活動内容が時系列でみられるほか、検索結果には業界の動きを記した記事まで出てくるでしょう。

 「あなたはなぜ当社を志望したのですか?」 と、面接官から聞かれたときに、たいていの人は就職四季報か、企業のホームページを見て考えた志望動機しか語りませんが、企業のニュースクリップをネット検索してその企業の活動状況を把握しておくことは強力な武器になります。

 それがそのまま志望動機に使えるのです。たとえば、総合商社志望の学生でしたら、ブログ “総合商社の世界” をクリックすると、7大商社の過去6年分の記事が会社別に出てきてとても便利です。 http://sougoushousha.seesaa.net/

会社記事検索をして、具体的な業務内容まで触れて志望動機を語ると、あなたのヤル気が前面にアピールできてとても協力です。

 また、質問の時間に 「今朝、御社の商品記事に関するニュースを読みました。今後、どんな市場を開発するのでしょうか?」 といった具体的な質問を面接官に投げかければ、あいまいな志望動機しか語らない学生とくらべて大きな差をつけられます。
 
 2 “自己分析は自分で出来るか”

  あなたは自己分析を自分で出来るだろうか?
 人事部が見ているのは、 「自分のことが分かっているか」(自己認知) です。自分のことが分かっているというのは “成長のベース” になります。

 自分が分かっていないと
 〇 成長しない
 〇 チームプレイが苦手
 〇 空気が読めない

 という弊害があります。でも、ほとんどの人は人の力を借りないと自己分析ができないでしょう。自分の長所は分かっても、短所は案外わからないものです。そして、自分の短所など、周りの人はあなたに気兼ねして語りたがろうとしません。

 自分を知るためには、たとえネガティブなことでも相手から指摘してもらえるよう、批判も受け入れる姿勢を持つことです。怒ってはダメです。

 そして、あなたの長所と短所を具体的な例を用いて説明できることが大切です。
何をしてきたか、長所が何を実現したかという具体的なエピソードを集めて来て書き出しましょう。

 抽象的なことを自己紹介で語る学生はダメです。 「私はストレスに強いです」 「私はネアカです」 と言ったところで、具体的なエピソードの裏付けなければ、信用されないからです。

 面接に呼ばれる前に、この辺は事前準備をしておきましょう。

 また、数字にできることは出来るだけ数字を入れて説明することです。よく学生はアルバイト体験を自分の社会経験として語り、そこから自分の長所をアピールします。

 ところが、具体性に欠ける学生が多いのです。
「飲食業界でバイトをしていました。」 と言ったところで、それがファミレスなのか、居酒屋なのか、カフェなのか分かりません。

 「スタバでバイトをしていました。大手町のスタバは、朝方はxxx人のお客様をさばくので、私はxxxして接客業務をこなしていました。」

 と、具体的な店名や数字を入れて話すと、あなたの話が活き活きとしてきて、面接官との間に会話が生まれます。そこが相手に印象を与えるコツなのです。

 (つづく)




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2015年06月20日

商社マンの仕事 

 伊藤忠商事 矢島久嗣 住生活・情報カンパニー

 日本の総合商社はユニークだ。
 世界にも例を見ない特殊な存在だと言われる、そのビジネスの領域はあまりにも広い。輸出入の貿易だけにとどまらず、川上(原料調達)から川下(小売)まで関わっていく。

 資本家でありプロデューサーであり、エージェント機能まで担う、さまざまな使命を背負った商人たちの集団だ。そういわれてみると、商社(SHOSHA)という言葉は、まるで 「将軍」 や「富士山」 のように、固有の響きを持って聞こえてくる。

 2011年、ひとりの社員がスマトラ島から帰国した。
「スマトラに13年、シンガポールに2年。合計15年ぶりの帰国でした。」 生活資材部門の物資部に所属、タイヤの原料となる天然ゴムを扱ってきた。

 世界の天然ゴムの6割を生産するタイとインドネシアで製造会社を、シンガポールで販売会社を展開。その事業規模は、総合商社の中でNo.1だ。

 水は一日3時間しか出ない。停電もしばしば。インターネットもなかなか通じない。インフラの面や、従業員とのコミュニケーションには苦労した。

 「規則違反などがあった時のやむを得ない解雇に対して、家族を連れてきて泣かれた時は本当につらかったですね。何かあると占い師を連れてくることもありました。」

 意外なことも数多く起こるなかでも、仕事は本当におもしろかった。
「物資部はある意味、商社の原点と言えます。」

 ここでは巨大な市場ではなく、あらかじめ的を絞った市場でシェアを取っていくことが求められる。フットワーク軽く、達成感を積み重ねていく。

 「小さな規模だからこそ自由闊達に議論したり戦略を積み重ねることができて、非常にやりがいを感じますね。」

 商いの領域が広い総合商社では、ひとりひとりが深い専門性を持たなければならない。取引先からの信頼や情報を得るために、まずはその分野のプロフェッショナルをめざす。課せられた仕事で頭ひとつ抜けだしていく。

 個の力を結集した強さこそが伊藤忠商事だ。そんな中で考える商社マンの使命とはなんだろうか?

 「きちんとその土地に根づく覚悟で、日本と相手をつないでいくことではないでしょうか。中途半端な思いではなく。」

 いつも部員に言う言葉は? との問いには 「腹をくくれ。腹を割れ。」と返ってきた。責任や問題から逃げずに正面から解決に挑む。そして相手とは直接会ってとことん議論するということだ。

 逃げないこと。その言葉が何度となく会話に登場した。

 帰宅すると、駐在したときに町で出会った犬のゴンタが待っている。スマトラからシンガポール、東京、とずっと一緒にいる相棒だと微笑む。

 日本の商社は、おもしろい。伊藤忠商事は、私です。

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2015年04月19日

転職の技術 (1)

 僕が外資系金融で4回転職した際にに学んだ ”転職の技術” を連載します。また、下記に外資系企業の中途採用情報を開示します。関心のある方には、ヘッドハンターをご紹介しますのでご連絡下さい。

 コメント欄にハンドルネームと、Eメールアドレス欄にコンタクト用アドレスを入れて下さい。追ってこちらから連絡致します。Eメールアドレス欄はブログ管理人しか見られないため、個人情報の機密は守られます。

 突然のリストラで職を奪われることになりました方々の転職の成功をお祈りしております。転職の技術、外資系企業の中途採用情報は、今後も連載します。

 1. 面接は会話のキャッチボール。長く話しすぎるよりは、簡潔に話して相手にも質問をさせる。

 2. 姿勢が前のめりにならないよう気をつける。背筋をピンと立てて座ること。

 3. 話は淡々とするよりもインパクトをつけて、メリハリをもつ。

 4. 目をそらすのは良くない。直接目を見る必要はないが、相手の目の外周部を一周するような感じで視    線を投げていく。(直接目を見ないのであれば、自分も緊張しない。) 
    絶えず笑顔を見せて相手に好印象を与える。

 5. 口ごもらない。滑舌を良くしてエネルギッシュなところを見せる。

 6. ヤル気にみなぎっているところを出す。

 7. 面接の勝負は、応募者が帰った後に残存感が部屋に残るかどうか。残存感が出るように面接のコンテンツをあらかじめ描く。

 8. 志望動機はネガティブなものでなく、ポジティブなものにする。

   「 御社のファンなのです 」 
   「御社の業務を行うことで社会貢献ができる」 という姿勢を強くアピールする。

 9. 自己紹介は1分で。レジメの繰り返しをするのは時間の無駄。話が長くなる。

 10. 面接は終始強気でいく。「お恥ずかしながら」 といった謙遜は禁句。
   面接に謙虚さは危ない。自分の活躍できる場なので、仕事においては優秀だったことをアピールすべ    き。 「ちょうど良いタイミングだと思い、決断しております。」

 11. 退職理由は簡潔に言う。延々と話すと、言い訳じみて聞こえる。ポジティブに。より利益貢献や社  会貢献できるところを探している、と言うと前向きに聞こえる。

 「なぜ今の会社では出来ないか?」 を説明すること。今回も前向きに転職を考えていることを相手に理解 してもらう。 「それが私の信念であり、誇りであるからです。」

 外資系企業中途採用情報 

 ●  欧州系銀行 個人富裕層営業

 ●  欧州系銀行 貿易金融担当

 ●  外資系資産運用会社 債券ポートフォリオマネージャー (30代、40代)

 ●  外資系資産運用会社 業務部 部長 クライアントサービス 

 ●  日系不動産会社 女性の執行役員候補 40代から50代、英語力必要 
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2015年03月22日

商社マンの仕事 ”女性が海外に出る理由”

 太田麻耶、 伊藤忠商事 機械カンパニー 

 「水からロケットまで」 を商う総合商社。その仕事場は、この地球上のすべてと言ってもいい。たとえばグーグル・アースのような視点で、世界中で働く伊藤忠の商人たちの姿を想像してみてほしい。その視点をアルジェリアで固定してズームすると、彼女が見えるかもしれない。

 機械カンパニー、自動車第一課。中東とアフリカに自動車を輸出する課に所属する。アルジェリア、モロッコ、ガボン、コートジボワールなどフランス語圏の担当だ。入社6年目。
 
 毎月、1週間は海外へ出張する。母親はフランス人。旅行が好きで、ふだん旅では行かない国で仕事をしたいと思ったのが、総合商社を志望した理由だ。最終的にはアルジェリアに強かった伊藤忠商事を選んだ。 
「アルジェリア系フランス人の叔母がいるから、その国に興味があったのです。」

 インフラの整っていない国で車を売るのは大変なことだ。
「まず、きれいなガソリンでないと車が壊れてしまうので、流通するガソリンについて情報調査します。」

 イラクでも情報の少なさに苦しんだ。日本の自動車メーカーが新規参入したくても、ガソリンの質も、現地の道路事情も、そもそも車が何台売れているのかも分からない。メーカーの担当者と一緒に、競合メーカーのボンネットを一台一台開けて写真を撮って回った。

 エンジンの種類から、どういうエンジンオイルが流通しているのか、ガソリンスタンドにはどういうタンクがあるのかまで、二人三脚で徹底的に情報を集めた。その甲斐あってついに一部モデルの導入が決まった。

 「あのときはうれしかったですね。本当に」。

 そもそも、女性がイラクに出張することに驚く。
「総合職の女性の中では、いちばん僻地に行っているという自負があります。女性だからという理由で行かせない上司もいますが、私は任せてもらえたので、モチベーションにつながりました。」

 でも、怖さはないのか。
 「幸い、怖い思いをしたことはありません。両親に心配させてしまって、イラク担当を外されたときはすごく喜んでいましたが。」

 それでも、今の仕事の大変なことは、面白いことと同義だと言う。

 「新しい国で見たこともないものや人や文化に出会うのは、心の底からワクワクします。」
アルジェリアでは朝の4時にコーランの音で目が覚めることもある。考え方の違う人たちと同じ目標に向かって進むのは、難しいからこそ面白い。

 時には女性であることがネックになったりするのか。
 「出張先では圧倒的に女性が少ない分、珍しいから会議に出してもらえることもあります。」
女性には女性の働き方がある、ということだ。

 「でも現地の方から、まだ結構しないのかってお説教されますけど。」 と笑う。
今後は、駐在に出て最前線で働くことが希望だ。

 「やはり、最前線を知らずしてビジネスはできないんじゃないかなって思うので。」と、白い歯をのぞかせた。日本の商社は、おもしろい。

 伊藤忠商事は、私です。
 
 (引用:  日本経済新聞)
 

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2015年03月08日

総合商社の採用動向は?

 近年の採用動向
 総合商社の採用人数はおおむね百人程度


 7大商社の新卒入社の採用人数は、おおむね100人から200人程度といったところ。
主だったところでは、三菱商事では総合職・一般職合わせて223人、三井物産では122名となっている。この採用人数は、例年、それほど変わるものではない。

 むしろ採用実績校はどこかが就活生には気になるところだろう。

 「総合商社でも5大商社は東大、京大といったエリート校のヒトが多い。でも全員がそういうことではない。地方の大学からでも採用されているし、海外の大学からも多々、採用実績がある」 (就職コンサルタント)

 口さがない人の中には、東大・京大、もしくは旧帝国大学や早稲田・慶応・上智クラス以外の大学出身者は、総合商社に入ることは難しい。仮に入社できたとしても、出世するのは難しいという声もあるが、実際、その辺はどうなのか。

 「そういう後ろ向きな人は、どの業界に行っても、そういう発想で終わるのではないですか?
すくなくとも商社と名のつくところは、『使える人』 を求めて採用活動をしているのであって有名大学出身者だからという理由で囲い込むようなことはしていない。

 もし弊社と縁がうすい大学の出身者でも、積極果敢にアタックしてくれれば、それに応える土壌はある。商社とはカネを生み出す組織。ビジネスを行うところ。出身校は関係ない。」 (30代、大手商社女性)

 有名校の出身者ほど、ヤル気満々、前向きな人が多い。しかしそうでない学校の出身者は、先輩に総合商社に採用された人が少ないせいか、総合商社を身近に感じることができない。ゆえに就活時から、気後れし、せっかく、採用試験を受けても、単なる記念受験に終わってしまう、といえば分かり易いか。

 「私は、世間でいう有名校の卒業生。だからといって商社に入って、それで恩恵をこうむったことは一度も無い。部下でも上司でも、有名校ではないところの社員もいる。その人たちをみていると、何か自信をもって生きている人たちが多い。

 就活中の学生さんと接していて、いわゆる有名校でないところの学生さんほど 「俺にはムリ」 と最初からあきらめモード。自分で壁や限界を作っている段階で、商社マンとしての資質は無いと言わざるを得ない。」
(40代商社社員)

 勇猛果敢に何事もチャレンジする人材であれば、商社マンにとって出身校はあまり関係ないようだ。

 (引用: 商社マンのお仕事と正体がよ〜く分かる本)


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2015年02月03日

商社マンの仕事 ”彼女が最前線に行く理由”

 太田麻耶、 伊藤忠商事 機械カンパニー 

 「水からロケットまで」 を商う総合商社。その仕事場は、この地球上のすべてと言ってもいい。たとえばグーグル・アースのような視点で、世界中で働く伊藤忠の商人たちの姿を想像してみてほしい。その視点をアルジェリアで固定してズームすると、彼女が見えるかもしれない。

 機械カンパニー、自動車第一課。中東とアフリカに自動車を輸出する課に所属する。アルジェリア、モロッコ、ガボン、コートジボワールなどフランス語圏の担当だ。入社6年目。
 
 毎月、1週間は海外へ出張する。母親はフランス人。旅行が好きで、ふだん旅では行かない国で仕事をしたいと思ったのが、総合商社を志望した理由だ。最終的にはアルジェリアに強かった伊藤忠商事を選んだ。 
「アルジェリア系フランス人の叔母がいるから、その国に興味があったのです。」

 インフラの整っていない国で車を売るのは大変なことだ。
「まず、きれいなガソリンでないと車が壊れてしまうので、流通するガソリンについて情報調査します。」

 イラクでも情報の少なさに苦しんだ。日本の自動車メーカーが新規参入したくても、ガソリンの質も、現地の道路事情も、そもそも車が何台売れているのかも分からない。メーカーの担当者と一緒に、競合メーカーのボンネットを一台一台開けて写真を撮って回った。

 エンジンの種類から、どういうエンジンオイルが流通しているのか、ガソリンスタンドにはどういうタンクがあるのかまで、二人三脚で徹底的に情報を集めた。その甲斐あってついに一部モデルの導入が決まった。

 「あのときはうれしかったですね。本当に」。

 そもそも、女性がイラクに出張することに驚く。
「総合職の女性の中では、いちばん僻地に行っているという自負があります。女性だからという理由で行かせない上司もいますが、私は任せてもらえたので、モチベーションにつながりました。」

 でも、怖さはないのか。
 「幸い、怖い思いをしたことはありません。両親に心配させてしまって、イラク担当を外されたときはすごく喜んでいましたが。」

 それでも、今の仕事の大変なことは、面白いことと同義だと言う。

 「新しい国で見たこともないものや人や文化に出会うのは、心の底からワクワクします。」
アルジェリアでは朝の4時にコーランの音で目が覚めることもある。考え方の違う人たちと同じ目標に向かって進むのは、難しいからこそ面白い。

 時には女性であることがネックになったりするのか。
 「出張先では圧倒的に女性が少ない分、珍しいから会議に出してもらえることもあります。」
女性には女性の働き方がある、ということだ。

 「でも現地の方から、まだ結構しないのかってお説教されますけど。」 と笑う。
今後は、駐在に出て最前線で働くことが希望だ。

 「やはり、最前線を知らずしてビジネスはできないんじゃないかなって思うので。」と、白い歯をのぞかせた。日本の商社は、おもしろい。

 伊藤忠商事は、私です。
 
 

posted by ヒデキ at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 商社マンの仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする