2013年11月08日

英語のシャワー (1) インド政府が10ドルパソコンを開発?

 どんな不況が来ようと語学力、IT 力、財務力 (CPA、簿記、税理士資格)のどれかの一つに強い人は食っていけるといいます。日本の人材市場ではこれら分野はいつも不足しているので、高いプレミアム(年収)が付きます。

 「ブログを読んでいるだけで自然と英語力が身に付いた!」と言われるように新コーナーを作ります。

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 日本語文を読んでから英文を読んで下さい。
 もし本気で上達を考えている人は、英文を5回読んで暗記して下さい。外国人並みの表現力が身に付くからです。

 大学のESS(English Speaking Society; 英語会)では短文暗記競争を毎週やり、表現力と、話す能力を磨いていました。当時学生だった僕はこの競争に執念を燃やしていて、いつも競っていたライバルはその後外務省に就職し、中東の産油国に飛び立っていきました。

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 コンピュータの価格が年々安くなっているのは周知の事実だが、それにしても10ドルのノート型パソコンとは!?これはインドで現実のものとなりそうだ。

 インド政府は、子供や学生向けの低価格コンピュータの発表を計画している。最終価格については多少の議論があり、もう少し高くなりそうだ。だが完成品が、現在市販されているどのコンピュータよりも安価になることは間違いない。

 We all know the price of computers has plummeted over the years, but a USD10 laptop!? It could become a reality in India. The government is planning to unveil a low-cost computer for use by children and students.

 There`s some dispute as to the final price, with some indications it could cost a bit more. But there`s no question the finished product will be less expensive than any existing commercially sold computers.

unveil 〜を初公開する
plummet <物価などが>急落する
dispute 議論、論争
indications (that) 〜という兆候、気配
existing 既存の、現存する

                (引用:CNNイングリッシュ)


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2013年10月31日

英語のシャワー ≪ピーター・ドラッカー (13)≫

 ピーター・ドラッカーの ”イノベーションと企業家精神 (13)” をお届けします。 経営学とビジネス英語の両方を学べるでしょう。英語の後に日本語訳が続きます。

 
 " Purposeful Innovation and the Seven Resources for Innovative Opportunity "

 " 目的のあるイノベーションとイノベーションの機会をつくる7つの源 "


  Entrepreneurs innovate. Innovation is the specific instrument of entrepreneurship. It is the act that endows resources with a new capacity to create wealth. Innovation, indeed, creates a resource.

 起業家はイノベーションをする。イノベーションは起業家精神に固有の道具である。そして、富を創造する新しい能力を与える源である。イノベーションは、本当にリソース(資源)を創る。

  There is no such thing as a “resource” until man finds a use for something in nature and thus endows it with economic value. Until then, every plant is a weed and every mineral just another rock.

  人が自然界に存在する何かの使い道を発見し、経済価値を授けるまで、 “リソース(資源)” なるものは存在しなかったのである。それまでは全ての植物は雑草でしかなく、全ての鉱物は単なる岩でしかなかった。

   Not much more than a century ago, neither mineral oil seeping out of the ground nor bauxite, the ore of aluminum, were resources. They were nuisances; both render the soil infertile.

  100年前にも及ばない頃まで、地中から漏れ出す鉱山油もアルミ鉱石のボーキサイトも、資源ではなかったのである。そのどちらもが土地を不毛にする厄介者だった。

  The penicillin mold was a pest, not a resource. Bacteriologists went to great length to protect their bacterial cultures against contamination by it.

Then in the 1920s, a London doctor, Alexander Fleming, realized that this “pest” was exactly the bacterial killer bacteriologists had been looking for – and the penicillin mold became a valuable resource.

  ペニシリン菌も資源ではなくペスト (疫病) だった。細菌学者は細菌栽培を汚染から守るためにはどんな努力もした。そして1920年代、ロンドンの医師、アレキサンダー・フレミングが、この “ペスト (疫病)”  こそが、細菌学者の長年、望んでいたバクテリア・キラーであることを発見し、ペニシリン菌は価値のある資源となったのである。

  The same holds just as true in the social and economic spheres. There is no greater resource in an economy than “purchasing power.” But purchasing power is the creation of the innovating entrepreneur.

  同じ話は社会や経済の分野でも真実として当てはまる。「購買力」以上に、経済で偉大な資源はない。しかし、「購買力」 とは、イノベーションを続ける起業家の手によって作られるものなのである。

  The American farmer had virtually no purchasing power in the early nineteenth century; he therefore could not buy farm machinery.

There were dozens of harvesting machines on the market, but however much he might have wanted them, the farmer could not pay for them.

  アメリカの農民は19世紀初頭までは事実上、購買力が無かった。従って、農作機械を買う金もなかったのである。市場には収穫機があふれるほど出回っていたが、彼らが欲しいと思ったところで買うことができなかったのである。

  Then one of the many harvesting-machine investors, Cyrus McCormick, invented installment buying.

This enabled the farmer to pay for a harvesting machine out of his future earnings rather than out of past savings – and suddenly the farmer had “purchasing power” to buy farm equipment.

  数多くの収穫機メーカーのうちの1社、サイルス・マコーミックが割賦販売方式を発明した。これにより農民は、過去の貯蓄ではなく未来の収入によって収穫機を買うことが出来るようになり、彼らは突如として農作機械を買う 「購買力」 を持つことになったのである。


  Equally, whatever changes the wealth-producing potential of already existing resources constitutes innovation.

  同様に、何が変わろうと、そこに存在する資源 (リソース) を使った富創造の潜在性がイノベーションを作りだすのである。

  There was not much new technology involved in the idea of moving a truck body off its wheels and onto a cargo vessel.

  This “innovation,” the container, did not grow out of technology at all but out of a new perception of the “cargo vessel” as a materials-handling device rather than a “ship”, which meant that what really mattered was to make the time in port as short as possible.

  トラックの荷台部分を外して貨物船に乗せるというアイデアには、何ひとつニューテクノロジーなどからんでいない。コンテナと云うこのイノベーションは、テクノロジーによって創造されたわけでは全くない。だが “船” というよりも寄港時間を最短化することが何よりも重要な物品輸送機器の “貨物船” という新しい概念が生まれてきたのだ。

  But this humdrum innovation roughly quadrupled the productivity of the ocean- going freighter and probably saved shipping.

Without it, the tremendous expansion of world trade in the last forty years – the fastest growth in any major economic activity ever recorded – could not possibly have taken place.

  しかしこの凡庸なイノベーションが、大洋を航行する貨物船の生産性をおよそ4倍に引き上げ、船荷コストもおそらく下げただろう。記録に残るいかなる経済活動の中でも最も早い成長を遂げた、この40年間にわたる世界貿易の劇的な拡大は、コンテナなしには実現しなかったのである。

 (つづく)   
  訳: ヒデキ

ワンミニッツイングリッシュは1分聞くだけ!の英語プログラム


 specific 明確な、固有の
 endow ~ with ◎◎  :  ◎◎を〜に与える、授ける
 seep out 漏れ出す
 weed 雑草、海藻
 nuisance 迷惑、厄介者、害虫
 soil 土壌
 infertile 不毛の、痩せた
mold 型、金型、かび、菌
 pest 疫病、毒害
 bacteriologist 細菌学者
go to great length (目的達成のために) どんな努力もする
contamination 汚染
hold  適用する
sphere 球、分野、範囲
  virtually 実質的には
  constitute ~ を構成する、〜の性質である

 ( 引用: Innovation and Entrepreneurship )





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2013年10月27日

英語のシャワー ≪ピーター・ドラッカー (12)≫

 姉妹ブログ、”外資系つれづれ日記” にアップしました! http://nekketsuotoko.seesaa.net/

 ピーター・ドラッカーの ”イノベーションと企業家精神 (12)” をお届けします。
経営学とビジネス英語の両方を学べるでしょう。英語の後に日本語訳が続きます。

In fact, there are plenty of entrepreneurial organizations around whose batting average is so high as to give the lie to the all but universal belief in the high risk of entrepreneurship and innovation.

“起業やイノベーションするリスクの高さ” という、全てとは言わないが世間一般の常識への反論として、打率がバカ高い企業家組織は、実際にはあまたのごとくある。

In the United States, for instance, there is Bell Lab, the innovative arm of the Bell Telephone System. For more than seventy years – from the design of the first automatic switchboard around 1911 until the design of the optical fiber cable around 1980, including the invention of transistor and semiconductor, but also basic theoretical and engineering work on the computer – Bell Lab produced one winner after another.

米国を例にとれば、ベル電話会社の研究拠点であるベル・ラボ(ベル研究所)がある。70年以上前、1911年頃に人類初の自動交換機の設計にはじまり、1980年代の光ファイバーケーブルの設計、はたまたトランジスタや半導体の発明、そしてコンピュータの論理構造や技術に至るまで、ベル研究所は次々と勝ち組を産んでいった。

The Bell Lab record would indicate that even in the high-tech field, entrepreneurship and innovation can be low-risk.

ベル研究所の残した記録は、ハイテク業界であっても起業家精神やイノベーションは低リスクであり得るということだ。

IBM, in a fast-moving high-tech field, that of the computer, and in competition with the “old-pros” in electricity and electronics, has so far not had one major failure. Nor, in a far more prosaic industry, has the most entrepreneurial of the world’s major retailers, the British department store chain Marks and Spencer.


IBMは、電気および電子工学の 「オールド・プロ (ベテラン)」 がひしめく中、最も速く動くIT分野、コンピュータの世界で、これまで一つとして大きな失敗をせずにやってきた。もっと平凡な産業を例にとっても、英国の百貨店チェーン、マークス・アンド・スペンサーだって、世界の主だった小売業の中では圧倒的な起業家精神を有している。


The world’s largest producer of branded and packaged consumer goods, Procter & Gamble, similarly has had a near-perfect record of successful innovations.

And a “middle-tech” company, 3M in St. Paul, Minnesota, which has created around one hundred new businesses or new major product lines in the last sixty years, has been successful four out of every five times in its ventures.


ブランド化された消費財の世界最大手メーカー、プロクター&ギャンブルも同じように、イノベーションの成功例という意味では、ほぼ完ぺきに近い記録を持っている。

そして過去60年間に約100もの新規事業や新規の大型プロダクトラインを立ち上げたミネソタ州セント・ポールの “ミドルテック (中テク技術)” の代表格、3Mも、その新規事業において5回のうち4回は成功している。

This is only a small sample of the entrepreneurs who somehow innovate at low risk. Surely there are far too many of them for low-risk entrepreneurship to be a fluke, a special dispensation of the gods, an accident, or mere chance.

これらは、ともかく低リスクで革新を起こしたほんの一例にすぎない。
確かに、低リスクの起業家精神を、まぐれ当たりだとか、神の賜物だとか、アクシデントだとか、単なる偶然だと断じる者はあまりに多くいるが。

There are also enough individual entrepreneurs around whose batting average in starting new ventures is so high as to disprove the popular belief of the high risk of entrepreneurship.

そしてまた 世間でよく言われる起業のリスクの高さに対する反証としては、新規ベンチャーを立ち上げる打率がバカ高い 個人起業家はすこぶる多い。

Entrepreneurship is “risky” mainly because so few of the so-called entrepreneurs know what they are doing. They lack the methodology. They violate elementary and well-known rules. This is particularly true of high-tech entrepreneurs.


起業家が “リスキー(高リスク)” なのは、俗にいう起業家で、自分のやっている仕事がよく分かっている連中がほとんどいないからである。彼らは方法論というのが分かっていないのである。
彼らは初歩的でよく知られたルールも守らない。それは特にハイテク起業家に顕著だ。


To be sure, high-tech entrepreneurship and innovation are intrinsically more difficult and more risky than innovation based on economics and market structure, on demographics, or even on something as seemingly nebulous and intangible as Weltanschauung – perceptions and moods.

確かに言えることは、ハイテクの起業とイノベーションは本質的に、経済や市場構造の原理に拠ったり、人口動態、或いは世界観(パーセプションやムード)  と呼ばれるような一見してばく然と、ぼんやりした原理に拠って立つイノベーションと比べて、より難しく、リスキーということだ。

But even high-tech entrepreneurship need not be “high-risk”, as Bell Lab and IBM prove. It does need, however, to be systematic. It needs to be managed. Above all, it needs to be based on purposeful innovation.

たとえハイテク起業家であろうと、ベル研究所やIBMが立証したように、“ハイリスク” を避けるべきである。避けられないとしても、システマチックにやるべきだ。そして管理される必要がある。そして何にも増して、目的のあるイノベーションに拠って立つべきだ。

 (つづく)   
  訳: ヒデキ

as to ~ については
give the lie うそを言ったと責める (非難する)
one after another 次々に 
prosaic 平凡な、退屈な
somehow ともかく、どういうわけか
fluke 錨かぎ、もり・やりの先のカギ、まぐれ当たり
dispensation 分配、分配品、体勢、制度、神の配慮
far too many あまりに多くの
mere 単なる
disprove 反証する
methodology 方法論
intrinsic 固有の、本質的な
demographic 人口統計の、人口動態上の
Weltanschauung (ドイツ語のWorld view) 世界観
seemingly 一見したところ
nebulous 曇っている、ばく然とした、混乱した
intangible 無形の、ぼんやりした、不明瞭な

 ( 引用: Innovation and Entrepreneurship )



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