2019年09月15日

ゴールドマン・サックス証券(5) 

アーク森ビル .jpg

 しばらくすると、またミック(日本人です)の秘書のIさんから電話が掛かってきた。
もう何回面接試験に呼び出されたか分からないくらいだったが、

 「お待たせしましたね。恐らくたぶんこれが最後の面接だと思いますけど、ヒデキさんが入社されたら、一緒に同僚として働いてもらう人達と、4人立て続けに会って頂きます。
 申し訳ないのですが、朝9時から正午12時半まで、会社を抜けて来て頂けますでしょうか。」 と伝えられた。

 ここまで面接試験の回数が多いのは、世界の金融業では有名な話で、アメリカ本国で新卒を雇うときなど、学卒者でなく、MBA(経営学修士)や法学修士といった修士卒、博士号卒を中心に、一人あたり50人の社員から面接を受けて厳しくふるいにかけられるのだそうだ。

 それだけゴールドマンが金融業のトップ級の人材集めに熱心で、
長い面接プロセスのために、何人もの人が途中で音を上げて同業他社のモルガンやメリルリンチに就職するという話も聞いた。

 しかし会社にしてみれば、

 「ゴールドマン・サックスに入社すれば、早朝から深夜まで、1日14時間から16時間も月曜日から金曜日まで、仕事漬けの日々をおくるのだから、数か月におよぶ面接試験に耐えられないような根性の持ち主は、その時点で適性が無い。

この採用方法は、会社の適性と忠誠心をテストするのにふさわしいやり方である」、との深慮遠謀が有るのだそうだ。

 そんな訳で3時間半ぶっ続けのトライアスロン面接に行ったのだが、困ったのはトイレ。

 一人の面接官が終わると、入れ替わりで次の人が部屋に入ってくるものだから、
 「あのう、トイレに行かせてもらえないでしょうか?」 と、切りだす余裕もなく、膀胱は破裂しそう。。

 ようやく最後の面接官が入ってきた12時近くには、もう
 「早く終わってくれよ。。」とばかり考えるものだから、テーブルの下でちらちらと腕時計を見やる自分に、後に同僚となる男は、

 「僕と話をするのが嫌そうだな。落としてやろうかな。」 と考えたと、後になって告白された。
「まだ面接試験はつづくのですか !?」 と、聞いたところ、

「ここはユダヤだ。 
アメリカの財閥系銀行、モルガンやロックフェラー(シティバンク)、メロン(バンク・オブ・ニューヨーク・メロン)のような、おっとりした財閥系とちがい、ユダヤ系(リーマン・ブラザーズ証券、ソロモン・ブラザーズ証券、ゴールドマン・サックス証券、ベア・スターンズ証券)は、 アメリカ国内では2級市民の扱いだ。

 ドイツ系移民、アイルランド系移民、日系移民といっしょで、ユダヤ系は、WASP(ホワイト・アングロサクソン(英米系)、プロテスタント(キリスト教プロテスタント宗派)のようなアメリカの上流階級とちがうから、ニッチな商売やトレーディング手法を展開しなければ生きていけない。

 どこまでもハングリーで、どこまでもアグレッシブ(Aggressive =戦闘的な勤労姿勢)な人間でないと,,,

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posted by ヒデキ at 22:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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