2019年09月09日

究極のポジティブ思考を身につける(9)

三河湾2.JPG

− 過去をふりかえっても仕方がない。明日の豊かさを願うより、“今” この瞬間に集中する
(写真: 三河湾、愛知県西尾市)

 心配性の人や、ネガティブ思考の人は、過去をふりかえって、「こうしとけば良かった」
と、変えられるはずのないことをなげき、未来におとずれる経済的な困窮や年金不足を心配しては、その日、その時間の生産性をムダにしています。
 
 そんなとき、視点をおもいきって現在から未来へとスライドさせ、その未来の視点からいまの自分を見つめ直してみると、「未来から見れば、いまの自分はまだ生まれたばかり」
というポジティブな自己暗示が可能になり、いまの大切さが再確認でき、元気を取り戻すことができます。

 現代人のほとんどは時間間隔が直線的ですが、インディアンの時間間隔は円環的だそうです。いまは未来に向けての単なる通過点としか考えていないそうです。

そこで大切なのがいまという時間のかけがえのなさです。

 闘病児童と家族をサポートするボランティア団体があります。
小児病棟には小児ガンを患った子供たちが多く入院しています。
 病が治る子供もいれば、残念ながら、天に召される子供もいます。

 同じ病室で、みんなからしゅんしゅんと呼ばれて可愛がられている男の子がいたそうです。彼はいつも自分の苦しみより、もっと幼いこどもを気づかう子だったそうです。

 あるとき、そのしゅんしゅんに一人の見舞客が
「しゅんしゅんは大人になったら何になるの?」 とたずねました。

 病室は一瞬、凍りつきました。将来がある可能性が低い子供の不幸を想って、小児病棟は少し静かになりました。

 その静けさをやぶるように、しゅんしゅんは答えたそうです。
「おまわりさん。」

 彼ならきっと立派なおまわりさんになるだろうと、誰もが思ったそうです。
でも、しゅんしゅんは大人になることもなく、おまわりさんになる夢を果たすことなく旅立っていきました。

 亡くなる前日、いつもはとても聞き分けのよいしゅんしゅんが、お母さんに何度もたずねたそうです。
 「僕の病気は治るの?ぼく、大人になっておまわりさんになりたい。大人になりたい。」と。

 そしてその翌日、彼はこの世を去りました。
彼がか細い命の先に熱望した大人の世界にいま、私達は住んでいます。
 多くの人がなにげなく過ごしているこの瞬間、それはしゅんしゅんたちが、なんとしても、手にしたかった夢の世界であり、未来の時間です。

 わたしたちが何気なく過ごす今日という時間は、昨日死んだ人にとってはどうしても行きたかった明日です。

 やれ 「モチベがあがらない」 だの、「会社にいくのがかったるい」だの、やりたくない理由、できない理由ばかり愚痴る大人たちは、どれだけ甘えているのでしょうか?

 「いま」 この瞬間が、どれほど貴重で、かけがえのない時間であるかを知り、1秒もムダにすることなく社会のため、この世界をよくするために働こうではありませんか。
 (つづく)

 【 引用:今日は心をみつめる日。 サンマーク出版】



posted by ヒデキ at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント