2017年11月19日

日米2強が引っ張る2018年の世界経済 (3) 

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 − 地政学があと押しするニッポン経済 

 衆議院選挙で自民党が大勝し、『経済拡大路線』 をひた走るニッポンは、おなじように 『アメリカ経済第1主義』 を強引にすすめるアメリカとともに、2018年も世界経済をひっぱる強力な機関車になります。次の理由からです。
 
 1 地政学がニッポンを後押ししています。Donald Trump大統領と安部首相の最強のチームワークは、80年代のロナルド・レーガン大統領と中曽根首相と同様か、むしろそれ以上に特別仲の良い関係で、それがニッポン経済とアメリカ経済2つの拡大に役立っています。

 2 商品先物市場で地下資源や鉄スクラップが近年の最高値を更新しています。大量にモノをつくる製造業が、経済の好調を見越して生産活動を上げています。株式市場が上がるまえに、その兆候はまず商品先物市場にあらわれます。商品先物市場が上がった数か月後に、株式市場が上がるのです。

  地政学上の理由も経済の拡大をあとおししています。基本、世界の覇権国というのは米・露・中の3か国しかありません。

 領土が広大、軍事力は最強、周辺国を完膚なきまでビビらせる!! ことのできる超コワい覇権国はこの3国だけです。EUも日本も、サウジアラビアも、いくら経済が大きくても世界の覇権国にはなれません。国際政治の宿命です。 ここでDonald Trump大統領が舞台に登場した意味は大きいです。

 中国が南沙諸島や尖閣諸島などに軍事進出し、アジアにおける軍事勢力を拡大しようと躍起になっていますが、これを食い止めようとするTrump大統領が、米中間の政治対決に乗り出し、力ずくで習近平国家主席の覇権主義を抑え込もうとしています。これがニッポンの追い風になります。

 Trump大統領が就任直後、台湾の蔡英文総統に電話であいさつをしたところ、中国から猛烈な反発をくらいました。これに対してTrump大統領はツイッターで

「アメリカ大統領が台湾のトップに電話をかけるのに、中国の許可をとらなければいけないのか? 中国は南沙諸島に進出するのにアメリカの許可を取ったのか?」
と、強烈なパンチをくりだし、米中覇権戦争の口火を切りました。

 ツイッターで外国の国家元首にひじ鉄を喰らわせるという今までになかった外交手法は、いかにも 『テクノロジー大国、アメリカ』 の大統領です。新しいモノ好き、革新好きのアメリカ人ならではです。なんだかんだ言って、アメリカは世界の 『超・超大国』 です。

  テレビ局の知性の低いジャーナリストは、この外交交渉の変化にぜんぜん付いてこれていません。Trumpを誹謗・中傷するテレビ局員の、はるかに先を彼は、走っているのです。皆さん、テレビを見るのはやめましょう。

 これまで政治家・軍人・外交官出身者で占められてきたアメリカ大統領に、はじめて実業家出身者が就いたという意義は大きいです。

 小学生でも分かるような平易なことばで、神っテル! ディール・メーカー(交渉の神)としての能力を発揮して、外交の世界を交渉力で支配しようとしています。

 そこに安倍首相が、外務省を使わずにプライベートのチャネルで大統領選に勝った直後のTrump大統領に連絡を取り、先進国の首脳として初めてトランプタワーに電撃訪問した結果、日米2国間の関係はこれまでで最強レベルとなりました。

  その直後にソフトバンク、孫正義社長がトランプタワーを訪れ、Trump大統領に 『600億ドルの対米投資』 を約束し、 ”マサ”と呼ばれるような親密な関係を築いたことも衝撃でした。

 安部首相と孫正義氏は、神か! と思いました。
こうした日米関係の強さが、アジアの外交関係、経済関係のなかで、中国に逆風が吹き、ニッポン経済に追い風が2017年から吹き始めました。

 先のTrump大統領のアジア歴訪の中で、日中韓のトップと会談した中で、日本にいちばん熱いラブコールを送っていたのは言うまでもありません。

 また、安部首相はロシアのプーチン大統領とも仲が良いことでも、ニッポン経済の底堅さに貢献しています。プーチン大統領が訪日した際、北方領土の返還は実現なりませんでしたが、安部首相は郷里の山口県にプーチン大統領をよんでもてなすという、親密なプライベートの関係を構築するのに成功しました。

 エネルギー資源の96%を海外から輸入する宿命を背負ったニッポンですが、カムチャッカ半島でサハリンT、サハリンUと、石油・天然ガス掘削プロジェクトを共同するロシアと、安定した資源供給が保証されているというのは、この上ない順風です。

 米中露の覇権戦争のはざまで、漁夫の利を得るのが、世界第3位のニッポン経済なのです。
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●目次
第1章 台頭するイスラム過激派と宗教戦争
第2章 ヨーロッパの憂鬱――ウクライナ問題と移民問題
第3章 アメリカのグローバリズムと中国の野望

posted by ヒデキ at 22:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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