2017年07月19日

伊藤忠商事がホテルに再参入

 伊藤忠商事は国内のホテル開発に22年ぶりに参入する。第1弾として近鉄グループホールディングスから東京都内の施設の企画・建設を受注、2018年秋に完成させる。開発費は数十億円。1990年代に自社でホテルを開発・保有して収益が悪化した経験をふまえ開発後は売却する。経営課題に掲げる非資源分野の収益拡大につなげる。

 訪日外国人(インバウンド)客の増加をビジネスチャンスと捉え、異業種からの参入も含め、ホテル事業を拡大する動きが相次いでいる。今後も同様の動きが広がりそうだ。

 子会社の伊藤忠都市開発と共同で手掛ける。20年に新設されるJR山手線・品川新駅の前で、土地を借りて約200室のホテルを建てる。完成後にリース会社に建物を売却して投資を回収する。一連の作業を伊藤忠が一括で請け負う。

 近鉄グループ傘下の近鉄・都ホテルズ(大阪市)がリース会社から建物を借りてホテルを運営する。駅に近い立地を生かし、ビジネス客のほか、低料金で泊まりたい訪日客の需要を見込む。

 伊藤忠が最後にホテルを開発したのは96年開業のホテル日航東京(現在のヒルトン東京お台場)。日本航空と共同出資でつくったが、採算が悪化し、08年3月期に株式を売却していた。不動産事業は現在、マンションと物流施設が中心だ。過去の失敗を生かし、異なる手法で参入する。

 ホテル業界ではリスクを抑えるため、開業後に、不動産投資信託(REIT)などに売却する事例が増加している。伊藤忠も現在、開発中の物件以外のホテルはREITに売却しリスクを軽減することを検討している。

 【 三菱商事 vS 伊藤忠 】


posted by ヒデキ at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊藤忠商事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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