2016年01月10日

2016年の為替相場はどうなるのか?

 - 資産運用のコツ、短期売買か長期投資か 

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 今年に入ってから、10人以上から 「 ヒデキさん! ドル円相場はどうなるんですか!?」 と聞かれました。新春早々から株式市場は暴落、外国為替市場は逆方向の円高に急激に進んだのですから、動揺する人たちが後を絶たないのも無理はありません。                                                     

 短期的には、チャーティスト(相場のグラフを見て売買判断を下す人たち) が、過去3年間に続いた円安ドル高の逆を行く ”円高・ドル安相場” が来る、と言っています。むこう3か月か6か月で115円まで円高になると言う証券会社のエコノミストが多くいます。
                                                 
 これはもっぱら短期筋がメインで、米ヘッジファンドなど、2日、3日の儲けで勝負を賭けている人たちが円買いにポジションをかたむけているわけです。         

  ところが、経済のファンダメンタルズ(実体経済の基礎) を見る長期の投資家は、ドルの金利が上がるのだから、金利裁定 (金利の安い国の通貨が売られて、金利の高い国の通貨に自然にお金が流れる経済の原理) が働くわけだから、短期間の相場の乱高下はあっても、2年後、3年後には、ドル高になるのは必然だ、と言っています。

 経済学のマエストロ、アダム・スミスは著書 『国富論』 の中で “神の見えざる手” という言葉を使います。

 経済の表面現象は売ったり、買ったり、短期の振幅で乱高下するのですが、長期的に見れば、値段の安いものが買われ、値段の高いものは売られ、金利は高いものに自然と流れ、金利の安いものは売られる運命にあるのです。

 お金を運用する期間を2日、3日で見ている人にとっては短期的には円が上がるから “円買い・ドル売り” で儲けるチャンスがあるかもしれませんが、3年後、5年後に向けて長期的にお金を増やそうと考えている人たちは、歴史を見れば金利の高い通貨が自然と上がっていくのですから、世界の基軸通貨、米ドルで貯蓄する方が長い目で見れば大きく増えるはずです。

 要は、あなたのお金を2日、3日で5千円や1万円を儲けようと考えている人たちにとっては、円買い・ドル売りにすれば儲かるかもしれませんが、3年後、5年後にあなたのお金を資産運用で100万円、200万円と増やそうと考えている人にとっては、金利の高い国の通貨で貯蓄すれば良い訳です。

 短期で小さな儲けを出すか、長期で大きな果実を取るかという違いです。貯蓄のスパンの長さで、円買いにするか(短気派)、円売り・ドル買い(長期派)に決めれば良いので、為替相場の乱高下でウジウジ悩むだけ、あなたの時間がムダになる。。。 

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 【 Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2016年 1/12 号 [2016年 世界経済 新常態 】

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