2015年11月22日

くず鉄相場が語る6ヶ月先の世界経済 (2)

くず鉄相場.jpg

 くず鉄相場が下がっています。首都圏のくず鉄相場は2009年以来最低の水準まで下落しました。これは恐ろしい兆候です。

 アベノミクス最盛期には1トン3万円を超えたくず鉄価格が現在は1万5千円を割っています。つまり、実体経済は、思い切り不景気になるという予兆です。

 この相場は経済の先行きを示す “実体経済の先行指標” と呼ばれています。
日米を代表する相場師が、このくず鉄相場を元に実体経済を予測し、そこから金融経済(外国為替・株・債券相場)を予測していたからです。

 アメリカの中央銀行であるFRB (Federal Reserve Bank:米連邦中央銀行) の総裁を20年近く務めたアラン・グリーンスパン議長は、中央銀行に入る前は統計経済学の信奉者で、週末に自宅で過ごす時間のほとんどを各国のGPD解析、商品相場解析に費やして奥さんをあきれさせたという経歴の持ち主です。

 彼の緻密な経済分析と、アメリカ経済、世界経済を的確に予想する手腕が買われて、中央銀行の総裁のポジションまで射止めたわけですが、政権寄りの金融政策をしすぎたせいで、2007年から2008年のリーマンショックの際に 「 今の米国経済はバブルではない 」 と、誤った金融政策で米国のみならず世界経済全体を窮地に落とし、名声を失ってしまいました。

 彼が実体経済を予測する重要な指標として使っていたのが “くず鉄相場” です。
鉄は産業のコメと言われますが、私たちが日々使っている生活資材のほとんどに鉄が使われています。

 自動車、家電製品、くぎ、H形鋼(建築物の躯体)、船、飛行機、オーディオ機器、等々。
鉄はチタンやアルミや銅と比べると信じられない位に安いので、さまざまな産業資材や生活資材に使われています。

 つまり、鉄の価格をウォッチしていれば、実体経済のすう勢は手に取るようにわかる訳です。

 もう1人、日本を代表する相場師の是川銀蔵氏も、証券市場や金利など、経済の先行きを予測する際に、くず鉄相場を基に予測していました。

 是川銀蔵氏は、80年代に全国高額納税者番付で、株式投資による資産家のトップに輝いた伝説の相場師です。若い頃、朝鮮半島で鉄鋼業をはじめとする実業で財を成し、第二次世界大戦が終わるとロシアによりシベリアに抑留されました。

 日本に帰国した50年代から、是川氏は、京都市の図書館にこもりきりの生活を2年もつづけ、その間、妻が着物を質屋に預けて食うや食わずの生活を送ったそうです。戦後の日本経済のたどった軌跡を日経新聞のスクラップから丹念に読み取り、そこから証券取引に打って出ました。

 是川氏は、50年代から60年代の証券市場で、毎日証券会社の店頭に陣取り、金利、為替、株、商品相場、GDPなどを丹念にメモしたノートを基に、日本を代表する大型株に “売った” “買った” の注文を出していたそうです。。。

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 (つづく)

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posted by ヒデキ at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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