2015年07月05日

6ヶ月先の日本経済について (4)

 【 アベノミクスが進めるインフレ経済で私たちの生活はどう変わる? 】

 本日夜、ギリシャの国民投票が行われ、財政緊縮に賛成か反対か、つまりギリシャが財政破たんしてEU(欧州連合)から脱退となるかどうかが決まります。

 ギリシャの財政赤字がGDP(国内総生産)と比較した割合は170%。恐ろしい借金大国です。
ところが、もっと恐ろしい国があるということをご存知でしたか? それは日本です。日本は財政赤字をGDPと比較した割合が250%と、もはや修復不能な段階に達しているのです。

 そんな現状から、6ヶ月先の日本経済を見通し、どうやって生活防衛をするかというお話をします。

 アベノミクスと言われて、株価と土地の値段が上がりました。また、消費者物価指数も3年前と比べると4ポイント上がりました。政権が自民党政権になってから、経済政策の基本が大きく変わりました。

 民主党政権 − 生活者主権、子育て補助金、経済的弱者を救う
         デフレ経済、生活費を安く、円高容認

 自民党政権 − 企業に優しい。法人減税、インフレ経済、円安政策

 と、経済政策が180度変わりました。具体的に何が一番変わったかと言うと、デフレからインフレへと舵を切り替えたところにあります。デフレ経済は物価安です。インフレ経済は物価高です。

 これを最も具体的に推し進めた政策がマネタイゼーション、つまり財政ファイナンスです。日銀の造幣局にある輪転機をぐるぐる回して紙幣を大量に印刷して、株式市場や不動産市場にばらまいています。

 そして日本国債を市中から買い入れて、日本の赤字を日本銀行の金庫にしまうことで、日本の財政赤字をなかったことにしているのです。

 これは分かり易く説明すると、日本国内に仮に100万円のお金で経済がまわっていたところに、急に紙幣の量を増やして120万円のお金で経済を回しているようなものです。

 つまり、同じものを買うのに以前よりも多くの紙幣が要ることになり、円の価値が減ってしまったということです。民主党政権下で80円だった為替レートが120円台になったことを見れば分かると思います。5割の円安になったのです。

 この先、さらに金融緩和を進めて、株式市場や不動産市場をお金でじゃぶじゃぶにするとどうなるでしょうか?

 @  資産を持てる層と持てない層の二極化が進む。
 A  市場の暴落の可能性が出てくる。
 B  ハイパーインフレの可能性が出てくる。

 普通では考えられないことをやって日本の財政赤字をなんとなく生き延びさせている。それが異次元の量的緩和で日銀はマネタイゼーション、つまり財政ファイナンスではないと言っているが、実質的には中央銀行が国の赤字を買い取り、無かったことにする財政ファイナンスです。

 国の借金、国債や借入金の合計額が1053兆円。一般会計歳出が96兆円だが歳入が55兆円しかなく、残り42兆円は借金。

 80年代には200兆円だった国の借金は1000兆円を越えました。当時の公共事業に代わり、今の借金は年金や医療費など社会保障費の増大が原因です。

 歳出を削って年間10兆円ずつ返済しても100年かかる赤字です。平成27年度の新発行と借換債を合わせた国債発行額の153兆円のうちの110兆円、つまり国債の約7割を日銀が買い取っているわけです。

 日本の巨額の財政赤字を分かり易く説明すると、月収20万円しかないOLが、毎月40万円を歌舞伎町のホストクラブで散在し、消費者金融からの借金が日増しに増えていくような状況です。

 この先に待っているものは何でしょうか? 歴史に先例があります。

 (つづく)
posted by ヒデキ at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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