2015年01月25日

シリコンバレーの今 (3) 

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 【 スタートアップ! シリコンバレー流成功する自己実現の秘訣 】
 

 「この半年あまりで、120人の難病患者が抱える問題を解決できたよ」 サンフランシスコのSoMa地区にある、起業家が愛用するカフェ 「サイトグラス」。大きな焙煎機を備えた吹き抜けの店内でエスプレッソをすすりながら、医療関連スタートアップ、米クラウドメドのジャレド・ヘイマンCEOは語りはじめた。

 難病には精通した専門医が少なく、病名の特定さえ困難なこともある。クラウドメドは、インターネットを介したクラウドソーシング(群集知の利用) を使い、こうした難病の患者を診断したり、治療法を助言したりする。

 医療情報は医師でなければ提供できないというのが従来の常識だ。これに対し同社は、世界中の医療従事者や患者、科学者などからネットで対処法を募集。独自のソフトウェアで意見を数値化し、最も有効と思われる方策をはじき出す。

 患者1人につき約50人の意見を集めれば、精密な予測ができる。ヘイマン氏は、もともと医療の専門家ではない。16年前に起業した調査会社で開発した予測技術を応用し、医療の革新に挑むことにした。

 2012年12月に有力アクセラレーターのYコンビネーターの支援対象に選ばれ、半年後に複数の大手ベンチャーキャピタルからシード資金を調達。ヘイマン氏は、「将来は、病気になれば誰もが使うサービスにしたい。」 と夢を描く。

  “半世紀ぶりのイノベーション”

 サイトグラスから歩いて10分ほどの、何の変哲もない貸オフィス。ここにもまた、イノベーションの芽がある。ターゲットは、過去50年近く使われてきた精度の低い「経済指標」 だ。

 米プレミスは、世界各地でどんな商品がいくらで売られているかを示す物価データを解析する。国の経済政策を左右する物価動向は従来、政府や中央銀行が定期的に調べてきた。だが、同社のデータは「今この瞬間」
の物価を把握できる点で質が全く異なる。

 インド・ムンバイの市場に並ぶタマネギ、南米ブエノスアイレスのパン、香港のシャンプーの通販価格。同社はこれらの情報を1時間おきに取得する。世界30か国超・約700人の協力者が、コンピュータの指示に従い、スマートフォンで商品写真や価格、位置情報などを送ってくる。

 世界の通販サイトを自動で巡回して得た情報も統合し、物価変動を精緻に割り出す。

 プレミスの構想は、物価分析にとどまらない。商品の需給や景気変調の予兆など、あらゆる経済活動をリアルタイムで把握するのが目標だ。デイビッド・ソロフCEOは、「これまでの金融政策や企業経営は、古い経済指標にもとづく不正確なものだった。我々のデータならこれを刷新できる。」 と言う。

  “ソフトが既存産業を侵食”

 シリコンバレーから次々と画期的な技術や製品が生まれるようになったのは、1950年前後のことだ。その後の歴史を振り返ると、技術革新にはいくつかのフェーズがあった。

 第1フェーズは、1947年のトランジスタ発明に端を発する半導体技術の進展だ。開発者の一人、ウィリアム・ショックレー氏がマウンテンビューに研究所を設立し、後に米インテルを創業したロバート・ノイス氏やゴードン・ムーア氏を輩出した。

 半導体の微細化で、企業での利用に限られてきたコンピュータが消費者に身近になった。スティーブ・ジョブズ氏らが創業したアップル・コンピュータが77年に発売したアップル2が、パソコン時代という “第2世代” を呼び寄せた。

 さらに、90年代半ばにはウェブブラウザーが誕生し、 “第3フェーズ”のインターネット時代が到来する。米グーグルが、かつてないスピードで巨大企業に成長した。一方、この間に注目を浴びたクリーンテックへの多額の投資は、大半が失敗に終わった。

 そして今、シリコンバレーは “第4フェーズ” に動き出している。その方向性を最も端的に指し示すフレーズが、 “Software is eating the world” (ソフトウェアが世界を侵食する) だ。

 スマホの普及で、世界のネット利用者は30億人に迫る。その一方で、クラウドや無料のプログラミングツールが充実し、ソフト開発のコストは激減。今やソフトは、少資本で、全世界を瞬時に市場に取り込む力を持つ。

 その破壊力は、ITの枠を超え。。。
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 ( つづく )
posted by ヒデキ at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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