2013年02月19日

”総合商社” という産業区分は誤り

 21世紀の日本経済の機関車役は、通信産業、自動車産業、総合商社の3つです。
2012年の上場企業3,700社の半分を超える純利益が、この3つの産業から創出されています。

 また、日経新聞によると、2013年度の純利益も、この3つの産業が上場会社の半分以上を占める予想だそうです。

 ところが、日本の自動車産業と通信産業は世界からもよく理解され、株式市場でも評価されているにも拘らず、 ”ソーゴーショーシャ ” だけは、日本にしか無い稀有なビジネスモデルのため、残りの世界から全く評価されていないのが残念です。

 そもそも、日本の7大商社は、産業区分を ”総合商社” という一言でくくっているのは大いなる過ちではないでしょうか?
 
 業容を一つの側面(貿易会社) からしか捉えていないからです。

 外国人投資家からすると、 ”ソーゴーショーシャ、 What's that ? "  

 の一言だけで片付けられてしまい、幅広く活躍している業容が、全く理解されていないばかりか、投資対象にもなっていません。

 日本の商社株がビックリするほど安値圏に放置されたまま (配当利回りが3%〜4% ) なのは、PR努力が足りない 兼、産業区分が間違っているためだと思います。

 世界で日本にしかない稀有なビジネスモデル、総合商社を正確に表現するのであれば、 

 ” 貿易会社 兼 電力会社 兼 石油会社 兼 資源会社 兼 鉄鋼会社 兼 穀物商社 兼 鉄道会社 兼 航空宇宙会社 兼 機械商社 兼 アパレル会社 ” という長ったらしい産業区分を創らない限り、世界から理解されることはないでしょう。

 それほど ”総合商社 ” というのは奥の深い世界であり、僕が村上春樹の小説よりもはるかに興味をそそられる理由でもあります。


posted by ヒデキ at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 商社の不思議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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